サン・テミリオン
ローマ時代からのワイン造りの歴史があり、メルローを主体にした銘醸地です。右岸地域で唯一1955年以来公的格付けがなされていて、格付けはこのAOPサン・テミリオン・グラン・クリュの中から優良シャトーを選出し、主に「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ」と、「グラン・クリュ・クラッセ」の2つに分類されます。さらに前者にはクラスAとクラスBへとランク付けされます。シュヴァル・ブランに代表されるように凝縮された果実味としなやかな口当たりを特徴としたワインを産出し、メドックと違い、5,000ヘクタールの土地に約1,000ものシャトーが密集しており複雑で変化に富んだ土壌が特徴です。
特に優れたワインは、「コート」と呼ばれるサン・テミリオンの町を囲む石灰岩系の丘陵地帯と、「グラーヴ」と呼ばれるポムロールとの境界に近い、石灰質と砂・粘土の斜面の2つの地域から生まれます。
2件中 1〜2件目
並び替え
表示切替
2件中 1〜2件目